独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)は6月1日、情報セキュリティ分野の動向をまとめた「情報セキュリティ白書2012」を発売した。IPAと全国官報販売協同組合販売所で購入可能で、Amazon.co.jpでも近日中に取り扱いを開始する予定。価格は1429円(税別)。

情報セキュリティ白書は、企業のシステム開発者・運用者を対象に、情報セキュリティの現状や今後の対策につながる情報を伝え、PCやスマートフォンなどを扱う一般ユーザーに対しても情報セキュリティの話題を提供する目的で毎年発行されている。2011年版の販売実績は2000部ほどで、一昨年版の約2倍だったという。

情報セキュリティ白書2012の画像イメージ

2012年版では、2011年度における情報セキュリティ分野の主な出来事や、サイバー攻撃の動向とその対策状況などについて述べられている。また、今年度の注目テーマとして、スマートフォンや自動車、クラウドコンピューティングなどにおける情報セキュリティや、組織内部者による不正行為の課題が取り上げられているほか、3月22日に公開された情報セキュリティ資料「2012年版 10大脅威 変化・増大する脅威!」も収録されている。

IPAのWebサイトで同白書のサンプルを見ることができる。