頭髪治療を専門に行う城西クリニックでは、髪の悩みとメンタルヘルスのつながりに関する調査結果を発表した。

SDS合計が40~49点、50点以上の年代別割合のグラフ

同クリニックでは、患者の心理状態を把握し、適切な治療をするため、初診時にSDS(うつ性自己評価尺度)を実施。その結果、2007~2011年度の来院者全体のSDS平均値は「軽度の抑うつ性あり」が30.2%、「中等度の抑うつ性あり」が4.7%と、3人に1人がうつ傾向にあることがわかった。

特に10代では、軽度・中度の合計が56.6%。20代では同41.1%と、若年の患者ほどうつ傾向にあった。

また、初診時の問診データによると、患者の28.9%は本人が気にするだけで、治療を要しないという。中でも、10代の62.4%、20代の41.5%が健常毛であり、若年層ほど頭髪治療が必要ないにもかかわらず来院する人が多い。

薄毛の治療においては、悩みの払拭(ふっしょく)など、心理面のケアが重要と考える同クリニックでは、現在、治療と心のケアを並行して行う「リエゾン治療」を取り入れている。

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