米Microsoftは5月30日(現地時間)、同社運営のオンラインストレージサービスであるSkyDrive用クライアントソフトのWindows版とMac OS X版をバージョンアップしたと、ブログ記事で発表した。

SkyDriveをインストールしたコンピューターに保存している画像ファイルから、画像を取得する機能をサポート。ただし、間もなく公開されるWindows 8 Release Preview上の写真アプリと連動するため、現時点ではクライアント側に変更点は見られない。同機能については後日詳しく紹介すると、SkyDrive AppsのGroup Program ManagerであるMike Torres氏は述べている。Mac OS X版はユーザーの要望に応え、Dockへのアイコン表示を停止した。

このほかにもSkyDriveフォルダーの更新速度の向上と、SkyDriveへの保存可能なファイル数の上限を15万ファイルから1,000万ファイルに引き上げた。この対応は一部のパワーユーザーの声に応えたものである。また、詳細は示されていないが、いくつかの小さなバグフィックスも行われた。それに伴いバージョンも初期公開時の「16.4.3347.0416」から「16.4.4111.0525」に更新。「Beta」の文字は残されている(図01)。

新しいバージョンをインストールする場合は、SkyDriveアプリページからセットアップファイルをダウンロードし、再セットアップが必要。ただし、SkyDriveフォルダーの指定などウィザードの再設定は不要だった。なお、来週以降にクライアントの自動更新を行う予定だという。

図01 最新クライアントのバージョン番号。「16.4.4111.0525」に更新されている