デルは5月29日、次世代ワークステーションとして、タワー型で最強の「Dell Precision T7600」、デュアルソケット型の「Dell Precision T5600」、ミッドレンジの「Dell Precision T3600」およびエントリーレベルの「Dell Precision T1650」の販売を開始した。

「Dell Precision T7600」

「Dell Precision T5600」

新製品はインテルの8コアCPUを搭載可能で、次世代グラフィックスに対応したGen.3PCIeをサポート。最大512GBクアッド・チャネル・メモリを搭載できる。また、グラフィックスとして、AMD FirePro V7900やNVIDIA Quadro 6000をはじめとする各種グラフィックスを選択できる。

「Dell Precision T3600」

「Dell Precision T5600」

そのほか、電源ユニットは、工具を使用せずに外側から取り外しが可能になったほか、シャーシのサイドパネルを開けずに、前面からハードドライブを取り出し/入れ替えができ、メンテナンスが容易になっている。なお、電源ユニットにはロック機能がつき、正常に動作している場合には緑のランプがつく。

T7600は、先端エンジニアリング、シミュレーション、金融ならびに科学分野の大量データの解析のためのワークステーションで、CPUにはIntel E5 2600ファミリ、PCIe 16倍のグラフィックカードスロットをフルサイズ最大4つまで搭載可能。また、NVIDIA Quadro 5000と2つのNVIDIA Tesla C2075プロセッサをサポートし、ハードドライブを最大8つ搭載可能。最小構成価格は27万6,150円~。

T5600は、コンプレックス3Dモデルの設計や複合エンジニアリングや解析作業向けで、CPUにはIntel E5 2600ファミリ、 電源ユニットには635W/825Wから選択して搭載可能。NVIDIA Quadro 6000とNVIDIA Tesla C2075プロセッサをサポートする。最小構成価格は22万4,070円~。

T3600は、CAD、CAM、DCC向けのミッドレンジシングルソケットのワークステーションで、CPUにはIntel Xeon E5-1600またはE5-2600ファミリを搭載可能。電源ユニットは425W/635Wから選択可能で、NVIDIA Quadro 6000またはNVIDIA Quadro 5000グラフィック カード2枚とNVIDIA Tesla C2075プロセッサをサポートする。最小構成価格は、19万0,365円~。

T1650は、2Dおよびベーシックな3Dモデル、写真編集、CAD、web開発に携わるプロフェッ ショナル向けで、CPUにはIntel Xeon 3-1200v2シリーズ、第3世代のIntel Core i7およびi5、第2世代のIntel Core i3を搭載可能。最小構成価格は153,085円~。