goo、マンガに関するアンケート結果を公開 - 電子コミック利用者は約2割

NTTレゾナントは5月29日、同社の運営するWebアンケートサービス「gooリサーチ」で実施した「マンガに関するアンケート」の結果を公開した。同アンケートは15歳～44歳を対象として5月15日～17日に行われたもので、有効回答者数は1939名。

発表内容によると、マンガが好きかをたずねた質問で、全体の74.4%が「とても好き」もしくは「好きな方」と回答している。年齢別に見ると、20代前半はマンガ好きな人の割合が最も多く、80%を超える。また、性年代別では40～44歳女性の64.5%が最も少ない。

普段どれくらいマンガを読んでいるかを聞いた質問では、全体の30.7%が「よく読んでいる」、47.5%が「たまに読む」と回答。最も頻繁にマンガを読む年齢層は、男性では25～29歳、女性では20～24歳となっており、女性のほうが読者層が若い傾向にある。

また、電子コミックの利用状況に関する質問では、無料コンテンツのみ利用している人が11.9%、有料コンテンツを利用している人は5.6%という結果が出ている。電子コミック利用者は2割以下にとどまっているが、「今後、有料の電子コミックを利用してみたい」と考えている人は13.7%おり、同社は「電子コミックのニーズは高まっている」と見ている。なお、有料コンテンツの利用意向が特に高いのは25～34歳の男性で、24.8%が「利用したい」と答えている。

まだ電子コンテンツがないコミック誌(マンガ雑誌・週刊誌)が、今後電子化されて定期的に配信された場合の利用意向をたずねた質問では、21.7%が「利用したい」と回答した。コミック誌を定期購読している層では35.2%、有料電子コミックを読んでいる層では48.6%、現在コミック誌を読んでいない層でも15.7%が「利用したい」と答えている。

利用したい理由としては、「気軽にいつでもどこでも読めるから」が最も多く、紙媒体に対して「読み終わった後の処分に困る」「持ち歩くのが大変」といった不満を感じている人も多かった。同社はこれらの調査結果から「スマートフォンやタブレット端末の普及に伴い、マンガの電子化に対するニーズが今後ますます高まっていく」と予想している。