凸版印刷とサイバーエージェントは、2012年3月に発表した「リアルいいね!」プロモーションに関する協業に続き、凸版印刷が開発した次世代プロモーションシステム「LinkPlace」の新機能を活用したO2O(オフラインtoオンライン)プロモーションの提供を5月下旬より開始すると発表した。

「LinkPlace」は、ICタグ内蔵のリストバンドをNFC搭載スマートデバイスにタッチすることで「リアルの場」と「ネットの場」を繋ぎ、O2Oプロモーションを実現するシステム。「LinkPlace」を活用し、ICタグ内蔵のリストバンドをNFC搭載スマートデバイスにタッチすると、Facebook上に「いいね!」が送信される「リアルいいね!」プロモーションを、両社は共同で販売している。

次世代プロモーションシステム「LinkPlace」イメージ図

今回、凸版印刷はLinkPlaceに対し、Facebook上でのプレゼント抽選や投票ランキング表示などのゲーミフィケーション要素(サービスにゲーム的要素を組み込み、ユーザのロイヤリティやモチベーションを高めることで、積極的にサービスを利用したくなるように働きかけるマーケティング手法)を加えたほか、写真投稿機能やクーポン表示機能、プレミアムコンテンツ配信機能など、ソーシャルメディアと組み合わせることで口コミの誘発や伝播効果を高めた。

これにより、企業の展示会場や商業施設での集客力と訴求力の向上を実現、さらに、対応するソーシャルメディアをFacebookに加え、TwitterやAmebaなどの他のソーシャルメディアにも拡大する。価格は、初期導入費用が100万円~(カスタマイズ、運用費用、企画費用は別途)。

(上左)スタンプラリー機能の画面イメージ (上右)Facebook 投票機能の画面イメージ (下)クーポン表示機能の画面イメージ

(左)ICタグ内蔵リストバンドでタッチ (右)ICタグ内蔵リストバンド次世代プロモーションシステム