経済産業省が23日に開催した総合資源エネルギー調査会総合部会 電気料金審査専門委員会(第2回)の配布資料によると、電力会社社員の平均年収は677万円であることが明らかにされた。また、東京電力のカット後の平均年収は556万円であることも明らかとなった。

平均年収のデータは、賃金構造基本統計調査(厚生労働省)によるもの。

東電社員の平均年収と他産業の平均年収との比較(「当社」とあるのが東京電力、出典 : 経済産業省 総合資源エネルギー調査会総合部会 電気料金審査専門委員会配布資料)

東京電力では、カット後の平均年収の556万円について、「全産業平均および他公益企業平均と比較して適切な水準に抑制。国家公務員との比較においては、学歴別、年齢別の人員構成を当社と国家公務員で合わせたとしても、東京電力の水準は、7.8%カット後の国家公務員の平均年収を下回るレベル」としている。

【関連リンク】

東京電力、家庭や中小商店向けなどで"利益の9割"を稼ぎだす構造が判明

東京電力の連結決算、最終赤字7,816億円 - 2012年3月期、燃料費が大幅に増

東電の"電気料金値上げ"テーマ、東京・埼玉で6/7・9公聴会 - 傍聴も募集

東京電力が電気料金値上げ申請、平均値上げ率は10.28% - 一般家庭にも影響