米Seagateは5月23日(現地時間)、仏LaCieの買収に乗り出したことを明らかにした。
SeagateはLaCieの会長兼CEOであるPhillipe Spruch氏に、同氏のグループが所有する株式を4.05ユーロで購入する提案を行い合意に達したという。これはLaCie株の64.5%に相当する。さらに残る株式についても買取り提案を行う。6カ月以内にSeagateの保有株式が95%を超え、議決権も獲得した場合、Spruch氏への支払いは3%上乗せされる。株式売却後、Spruch氏はSeagateにおいてコンシューマストレージ製品組織を率いるという。
コンシューマ向けではメインストリーム層の製品が中心であるSeagateに対して、LaCieはプレミア製品を提供するブランドとして浸透している。Seagateは買収の狙いを「この組み合わせは拡大するコンシューマ向けストレージ市場、特に欧州と日本においてSeagateの成長戦略を加速させる」と説明している。