富士通、厚さ5ミリの手のひら静脈認証センサーを開発 - タブレット端末に内蔵可能

  [2012/05/23]

富士通研究所は、タブレット端末に内蔵可能な世界最小・最薄の超小型手のひら静脈認証センサーを開発しました。イメージセンサーなどの光学系部品を新たに設計したことで、小型化しながらも、従来品と同等の認証性能を実現しています。

"手のひら静脈センサーは、近赤外の光を血液が吸収するという特性を利用して、近赤外光を照射して黒く映る血管の部分からパターンを認識して、本人であるかを確認するという技術です。"

"今回のポイントは、従来の3cm前後の大きさであったものを16mm角、厚さ5mmに抑えたということです。従来だと搭載できなかったようなモバイル系の機器にも搭載可能になるというところを狙って研究開発を進めています。"

今回開発したセンサーを、実際にタブレットPCと小型ノートPCに組込んだ試作品が製作されています。ノートPCの方は、実際に動作可能で、手をかざして認証可能な状態となっています。

"指紋の場合だと、手の表面の情報ですので、荒れている場合に使いにくい場合がありますが、手のひら静脈の場合だと内部の情報を使うので、どのような環境下でも安定して使うことができます。"

"現状のセンサーの試作レベルだと、スマートフォンへの搭載はまだもう一段の技術開発が必要と考えていますが、その実現を目指していきたいと考えています。"

富士通研究所では、引き続き、超小型手のひら静脈認証センサーの実用化に向けた研究開発を進めており、小型機器への組込み用として、早期の実用化を目指しています。

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