デザイン家電で知られるリアル・フリートは5月、今年も厳しい節電が予想される夏を前に、扇風機に関する消費者の意識・実態調査を実施した。扇風機に対して何らかの不満をもっている人が約6割、使用が原因と思われる体調不良を経験したことのある人が5割を超え、扇風機の選び方や使い方に注意が必要なことが明らかになった。

“慌て買い家電”ランキングの1位は扇風機

調査対象は、扇風機を所有している15歳~69歳の男女(東京・愛知・大阪・およびその周辺府県在住者)1,000人。まず、昨年の夏ごろ節電を意識して慌てて購入した家電を聞いたところ、「扇風機」と回答した人が最も多く(11.9%)、次いで「エアコン」(5.9%)、「空気清浄機」(1.6%)と続いた。扇風機の購入理由として目立つのは、「価格が安かったから」(48.7%)、「早く節電への協力をしたかったから」(35.3%)で、「節電しようと店へ足を運んだものの、どれを買えばよいのか分からずにとりあえず価格が安いものを買った」といった消費行動が見受けられる。

自宅で所有する扇風機に対して、「機能・性能面やデザイン・形状面において何らかの不満がある」と回答した人は約6割。具体的には、デザイン面の不満は「オシャレじゃない」、「安っぽい」、「古くさい」がワースト3として挙がっており、機能・性能面については、「細かな風量調節ができない」、「消費電力が多い」(節電のための家電としての期待値からすると)という声が大きい。

自宅で所有する扇風機に対して何らかの不満がある人

また、扇風機が原因と思われる体調不良を感じたことがあるという人は半数を占め、そのうち6割(全体の3割)が「からだのだるさ」を経験している。さらに「扇風機をつけっぱなしで寝ることがある」(31.7%)という人に限ると、体調不良を感じたことがあるという回答は64.7%にまでアップした。

扇風機が原因と思われる体調不良を感じたことがある人、その症状

扇風機の風にあたり続けることによる体調不調が目立つ結果を踏まえ、扇風機の風が苦手だという人にその理由を聞いてみると、「一番“弱”でも物足りない(もっと弱い風がほしい)」「もっと微風だとよい」との意見。実際、超微風を生み出す扇風機があったらどうかを聞くと、「利用したい」「やや利用したい」を合わせて8割以上の人から利用意向があった。

「超微風」を生み出す扇風機があった場合の利用意向

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