PFUは21日、ドキュメントスキャナ「ScanSnap」シリーズの新製品として、小型モデルの「ScanSnap S1300i」を発表した。5月25日より発売し、価格はオープン、PFUダイレクト価格は27,800円。ドキュメント管理ソフト「楽2ライブラリ パーソナル V5.0」とのセットモデルは32,800円。

「ScanSnap S1300i」

1パス両面スキャンに対応したシートフィーダ型のドキュメントスキャナで、従来モデル「ScanSnap S1300」の後継。スキャン速度が向上しており、一例を挙げると、A4原稿スキャンのノーマルモード(カラー/グレー:150dpi、白黒:300dpi相当)が従来機の8枚/分(16面/分)から12枚/分(24面/分)、スーパーファインモード(カラー/グレー:300dpi、白黒:600dpi相当)が従来機の4枚/分(8面/分)から6枚/分(12面/分)になった。

イメージセンサーはCIS×2(表面/裏面)、光源は3色(RGB)LED、自動両面読み取り対応ADFの給紙容量は最大10枚。インタフェースはUSB 2.0で、電源はUSBバスパワー、または付属のACアダプタ。本体サイズはW284×D99×H77mm、重量は1.4kg。対応OSはWindows XP(SP3以降)/Vista(SP1以降)/7、Mac OS X 10.5/10.6/10.7。

「ScanSnap S1300i」の使用イメージ

既存モデルのユーザーにも新しいソフトウェアを無償提供

付属のソフトウェア類も強化。Android 2.2以降のスマートフォン/タブレットなどと連携する機能が加わり、ScanSnap S1300i側のボタン操作だけで、Android端末へスキャンデータを保存できる(ScanSnap S1300iを接続したPCを経由し、Android端末へスキャンデータを自動的に転送)。この機能はiPadやiPhoneなどiOS環境ではすでに実現されていたが、Android端末でも利用可能となった。そのほか、同期型オンラインストレージサービスのDropboxとの連携など、クラウドサービスとの連携機能も強化されている。

これらの新しいソフトウェアは、既存モデルのユーザーに対しても、5月25日より「アップデートプログラム」として無償で提供される。対応モデルは、ScanSnap S1500 / S1500M / S1300 / S1100。