厚生労働省は15日、2012年3月に大学を卒業した学生の就職状況などを文部科学省と共同で調査し、2012年4月1日現在の状況を取りまとめた。これによると、今春の大学新卒者の4月1日現在の就職率は前年同期比2.6ポイント増の93.6%で4年ぶりに改善。また、2011年10月1日時点からの伸び幅で過去最大となった。

調査対象は、全国の大学、短期大学、高等専門学校、専修学校の中から、設置者や地域などを考慮して抽出した112校、6,250人。

調査結果によると、今春の大学新卒者の4月1日現在の就職率が前年同期比2.6ポイント増の93.6%。男子は3.4ポイント増の94.5%、女子は1.7ポイント増の92.6%。文系は2.8ポイント増の93.3%、理系は1.5ポイント増の94.6%だった。

就職(内定)率の推移(大学)

また、短期大学(女子学生のみ)は89.5%で、前年同期比5.4ポイントの増。高等専門学校(男子学生のみ)は100%で、同1.3ポイントの増。専修学校(専門課程)は93.2%で、同7.0ポイントの増となった。

就職(内定)率の推移(高専男子)