2012年4月よりスタートした『聖闘士星矢Ω』は、車田正美氏による漫画『聖闘士星矢』を原作としたTVアニメの新シリーズ。マイナビニュースのアンケートでも「春期アニメで視聴している作品(詳細は関連リンク参照)」で総合2位(非オタ編2位、ガチオタ編4位)にランクインするなど、好調な滑り出しを見せている。1980年代に日本中を熱狂させた大ヒット作のその後の世界を描いているだけに、視聴者からの期待値も高い作品だが、実際にはどのように評価されているのだろうか?

 とくに熱いコメントを寄せてくれたのは、原作や旧TVシリーズ(以降、「前作」と表記)をリアルタイムで見ていた30歳以上の世代。「とても懐かしかった。前作キャラが出てくると胸熱!」(35歳/男性/機械・精密機器/技術職)、「昔の『聖闘士星矢』が懐かしくて、とても面白く感じた」(50歳以上/女性/その他/その他)と、前作での興奮と感動を思い出して、心の小宇宙(コスモ)を熱く燃やしているようだ。

 しかし懐かしさばかりではない。『Ω』には聖衣石(クロストーン)というアイテムが登場したり、小宇宙に「属性」という概念が追加されたりと、新たな設定も盛りだくさん。物語は新しい主人公・光牙(こうが)がお約束通り(?)体内に秘めているエネルギーである小宇宙をうまく使いこなせないところからスタートする。「昔と違って新しいキャラや設定が加わって、力関係を考えて見るようになった」(31歳/男性/情報・IT/技術職)、「主人公たちが強敵と闘う中で、成長して行く姿が感動的」(42歳/男性/電力・ガス・石油/営業職)と新主人公の成長に注目するコメントも。また黄金聖闘士(ゴールドセイント)の姿で登場した星矢にも触れて「星矢がかっこよく、アテナも昔と変わらず。そして光牙がこれからどれくらい強くなるか楽しみ!」(33歳/女性/その他/その他)と、新シリーズと前作を比べながら堪能している様子もうかがえた。

 20代からは「初めて見たけど、なんとなく懐かしい感じがして良かった」(29歳/女性/通信/販売職・サービス系)という反応が。また「前作は見たことがないのでよくわからないけど、しょこたん(中川翔子)が主題歌を歌っているのが良かった」(29歳/女性/学校・教育関連/専門職)というオープニング曲を評価する声や、「キャラデザが『ハートキャッチプリキュア!』の人だからか男の子版のプリキュアって感じがして新鮮」(27歳/男性/その他/その他) という感想も寄せられた。

 また、有名な作品なだけあって20代でも前作をチェック済みの人もちらほら。「で、(光牙は)星矢と誰の子どもなんだ!? 気になる!」(27歳/女性/マスコミ・広告/クリエイティブ職) というように前作とのつながりを追求するもよし、昔を思い出して懐かしむもよし、新作ならではのドキドキ感を味わうもよし……。『聖闘士星矢Ω』はそれぞれの世代で、さまざまな角度から楽しめる黄金アニメなのである!

文●サンプラント

※アンケート
調査時期:2012年4月20日~4月27日
調査対象:マイナビ ニュース会員
調査数:男女704名
調査方法:インターネットログイン式アンケート

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