「Bing」がサービス開始来となる大改造 - 検索を再定義

米Microsoftは5月10日(現地時間)、検索サービス「Bing」の刷新を発表した。2009年のサービス開始以来となる重要なアップデートになるという。ソーシャルネットワークやWebサービスからの情報をユーザーが活用できるようにデザインされており、「コアとなる検索の利用体験を損なうことなく、ユーザーがアクションを起こし、また友達やエキスパートとインタラクトするのを手助けする全く新しい検索方法である」(Bingチーム)としている。

新しいBingでは「アクション(行動)」と「インタラクト(交流)」がキーワードになっている。

われわれの生活に検索が欠かせない存在になるにつれて、検索は単純にWebサイトを見つけるためのツールではなくなった。製品レビューを比べ、値段を比較して満足できる製品を買い物したり、旅先のことを調べて旅行の計画を立てるなど、ユーザーは何か"行動"を起こすために検索する。Microsoftの調査では、回答者の68%が「検索ボックスに入力する際に目的を達せられることを期待する」を選んだそうだ。

また、アンケート回答者の90%が最終的に決める前に友達や専門家などの意見を参考にすると答えたという。重要なことはもちろん、移動の際の交通手段やおすすめの歯医者など日常的なことでも、信頼できるソースからの情報にユーザーは安心感を覚える。しかしながら、「最近のソーシャル検索の試みはソーシャルネットワークの可能性を引き出しているとは言いがたい」とBingチームは感じている。「理由は単純明快で、検索におけるソーシャルが人々のリアルライフを反映していないからだ」と指摘する。

新しいBingの結果画面は「Web検索結果」「Snapshot」「ソーシャル・サイドバー」の3つで構成される。

左から、Web検索、Snapshot、ソーシャルサイドバー

左側のメインスペースであるWeb検索結果は、以前からあるWeb検索であり、関連するWebサイトと情報がクリーンにリストされる。広く情報を収集する段階で、検索ユーザーがWeb検索をリサーチツールとしているのは昔も今も変わらない。だからこそ、検索のコアとしてWeb検索は重要であり、Web検索結果に様々な情報やサービスを追加してユーザーを混乱させるのではなく、分かりやすく提供する必要がある。Microsoftが昨年1月にブラインド方式でWeb検索のユーザー調査を行ったところ、34%がBingを好み、38%がGoogleを選んだ。しかし最新の調査ではBingが43%、Googleは28%だったという。まずは基本のWeb検索の利用体験で「Bing検索の結果はGoogleを大きく引き離している」とアピールする。

Web検索結果の右横に現れるSnapshotには、Microsoftおよび提携する企業(Yelp、OpenTable、TripAdvisor、FanSnap、Car and Driverなど)が提供する検索に関連した情報やサービスが表示される。ユーザーは、地図で場所(地図)を確認したり、レストランのレビューを調べた上で予約するなど、Snapshotから直接アクションを起こせる。Microsoftは数千件の実験を通じてBingユーザーが最も行うタスクを調べ、その結果をSnapshotの内容に反映させているそうだ。

検索結果の右横に広告が表示される通常のWeb検索結果

Snapshotで、検索結果からレビューや場所、店の雰囲気を確認し、OpenTableで予約まで行える

右端に常駐するソーシャル・サイドバーには、ソーシャルコンテンツが表示される。また友達やコミュニティと交流しながら情報を収集する場としても機能する。例えばコスタリカのダイビング・スポットを検索した場合、Facebookでコスタリカに旅行した時の情報や写真を共有している友達、Facebookのプロフィール情報がコスタリカ在住になっている友達など、コスタリカの情報を持っている可能性が高い友達がサイドバーに表示される。Bingユーザーは、BingからFacebookの友達に向けて質問を投稿することが可能。またBingは、Twitter、Foursquare、Quora、LinkedIn、Google+、Bloggerなどから、ユーザーが検索した分野に関する発言を収集する。その分野に詳しい人の過去の発言も参考にし、その人をフォローしたり、または直接質問することでエキスパートからの情報を得られる。サイドバーにはユーザーおよび友達がBingでの共有を選択した投稿や検索がアクティビティフィードとして流れてくるので、友達の質問に答えたり、面白い情報を共有することも可能だ。

詳しい人(エキスパート)の情報

アクティビティフィード

GoogleがGoogle+でソーシャル情報を自ら収集しようとしているのとは対照的に、Bingはソーシャルサービスを含め様々なソースから情報を集め、それらをユーザーがリサーチ(検索)し、利用(レビュー、レーティング、サービスなど)して共有(ソーシャル)できるように提供する。Facebookとの提携が色濃く反映されてはいるものの、比較的オープンなアプローチと言える。Microsoftは、この新しいBingを数週間をかけてロールアウトする。同じタイミングでモバイル版(m.bing.com)も用意する。

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