クールテクノロジーズは、介護施設向けに販売中のAndroid端末を利用した緊急通報システム「HMS-350Wシリーズ」とネットワークカメラを連動させて、センサー動作時にメール通報と同時にカメラ画像を取得できるホームサーバを6月上旬より販売すると発表した。

同製品は、ホームサーバ「HMS-500LS」とネットワークカメラ「HMS-510IPCAM」を「HMS-350Wシリーズ」(ワイヤレスSOSシステム)と同じLAN内に設置して使用する。検知センサーが動作すると、施設内ではWi-FiでAndroid端末にリアルタイムで通報され、施設外部へは、インターネットメールを利用して、携帯電話、スマートフォン、PCへ通報される仕組み。

通報内容には、センサーと関連づけられたカメラ画像が送付され、施設外部の携帯電話やスマートフォンからリクエストメールを送信することで、任意の時間にカメラの静止画像を取得することも可能だ。ホームサーバに付属しているUSBメモリを使用すると、カメラの静止画像を順次自動保存して履歴管理も行える。

1台のホームサーバにおいて最大5個のセンサーと最大5台のネットワークカメラの連動が可能。例えば、居室のドアが開いたことを携帯・スマートフォンで報告を受けた時、玄関・居室・窓などに設置してあるカメラの静止画像をすべて同時に確認することにより、徘徊者の動きの察知などに応用できる。

ホームサーバ「HMS-500LS」、ネットワークカメラ「HMS-510IPCAM」、メインユニット「HMS-350W」、無線ユニット「HMS-H300RF2」にSOSボタン「HMS-350EB」をセットにした「HMS-500LS/CAM/W/RF2/EB SOSボタンみまもりカメラセット」と、ドア開閉センサー「HMS-H300SS2」をセットにした「HMS-500LS/CAM/W/RF2/SS2 ドアみまもりカメラセット」の2種類が用意されており、いずれも価格はオープン。

「SOSボタンみまもりカメラセット」

「ドアみまもりカメラセット」