土や焼き物について学べるINAXライブミュージアムは、「建築陶器」のコレクションを展示する「建築陶器のはじまり館」を開設した。大正末期から昭和初期にかけての、日本の建築を彩ったテラコッタ(=陶器に用いる素焼きの焼き物)やタイルなどを見ることができる。

「建築陶器のはじまり館」外観(左)と屋外展示エリア

同館は、屋内と屋外の展示エリアで構成されている。

屋内展示では、明治期における洋風建築が鉄筋コンクリート造へと変わってゆく建築の変遷と、当時の建築を彩ったテラコッタを見ることができる。また、近代建築の巨匠であるフランク・ロイド・ライトが設計した「帝国ホテル旧本館(ライト館)」の食堂の柱など、貴重な資料も展示されている。

屋外の「テラコッタパーク」では、テラコッタを壁面に取り付けた状態で展示。日光が差す芝生広場で、その国際色豊かなデザインと迫力を楽しむことができる。ライトアップされたテラコッタの雰囲気も趣深いことから、夜間のイベント開催も検討されている。

同館の開館時間は、午前10:00~午後17:00(入館は16:30 まで)。休館日は、毎月第3水曜日と年末年始。入館料は、一般600 円、高・学生400 円、小中学生200 円(全館共通)。

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