富士ゼロックスは5月1日、東京大学情報基盤センターが運用する教育用計算機システム(ECCS2012)に、いつでもどこからでも簡単に出力可能など、利便性の高い新たなプリント環境を導入したと発表した。

ECCS2012は、東京大学の学生や教職員が教育や研究のために利用するコンピューターやネットワークからなるシステム。

東京大学情報基盤センターの教育用計算機システム(ECCS2012)の全体像

今回、更新された教育研究用端末や複合機は、本郷キャンパスの情報基盤センターや駒場キャンパスの教養学部情報教育棟、本郷・駒場・柏キャンパスの図書館や教室に配置される。

今回の更新によって、同社がECCS2012向けに開発したオンデマンド・ネットプリント用ドライバーをインストールすれば、ユーザーが持ち込んで学内ネットワークに接続したPC、学内研究室や自宅のPCからもECCS2012の複合機に出力指示を行うことが可能になった。

これまでのプリント環境では、同システムで設置したプリンタを利用可能な時間にしか利用できなかったが、ネットプリントとの連携でセブン-イレブンのマルチコピー機でのプリントが可能となった。

ECCS2012の複合機は交通系ICカードが利用できる課金装置を搭載しているため、「Suica」や「PASMO」などの交通系電子マネーによる料金の支払にも対応している。