相手の声から心臓の鼓動を再現する、抱き枕型通信メディア「ハグビー」

  [2012/04/27]

ATRは、抱き枕型の通信メディア「ハグビー」を発表しました。

ハグビーは、大阪大学の石黒教授が2010年に発表した「テレノイド」と同じ形をした、携帯電話ホルダ付きビーズクッションです。バイブレータとマイコンが内蔵されており、相手の声の特徴に応じた振動を生成することで、通話相手をより身近に感じながらコミュニケーションを取ることができます。

"2つのバイブレータで、ドックンドックンという心臓の一番ベースの鼓動の音を作っています。その鼓動が速くなったり強くなったりするわけですが、それは人が話す声の大きさとか高さに応じて速くしたり強くしたりしています。そういったいくつかのルールで鼓動を再現するようにしています。"

"テレノイドをお年寄りに渡した時にほとんどの人がこうやって抱っこして相手と喋られてたんです。テレノイドはいろんな機能がついてますが、一番簡単にするんだったら、こういう携帯電話と、抱ける柔らかい人間らしい形のものでいいだろうということで、お年寄りと子供さんとか、もちろん親子でも恋人同士でも使えると思います。"

ハグビーは、4,935円でヴイストンから販売されます。また、本日より5月27日まで、秋葉原のヴイストン ロボットセンターで、石黒教授がこれまでにデザインしたロボットや創作物を展示する「H.Ishiguro デザイン展」が開催されています。

"技術開発も大事なんだけでも、新しいデザインを考えていくということが、ロボット研究者には重要なんだというメッセージを伝えたいがために、こういうデザイン展というのを企画しました。"

"これを内骨格ロボットに発展させたいと思っています。たくさんバイブレータや特殊なセンサを入れて、ぎゅっと抱くと反対側のロボットが動くとか、要するに本当に柔らかいロボットって無かったじゃないですか。これをもう少し複雑にしていくと、抱っこしている中では本当に人を感じるようなものができると思います。"

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