クラシエホールディングスは26日、全国の単身赴任中、もしくは単身赴任経験のあるビジネスマンを対象に実施したアンケート調査の結果を発表した。同調査は、4月13日~15日の期間にインターネット上で行われ、20歳以上の「単身赴任者」「単身赴任経験者」412名から有効回答を得た。

まず、単身赴任が決まった時の気持ちを尋ねたところ、「どちらかというと嫌だった」(36.7%)、「とても嫌だった」(15.3%)の2つを合わせると過半数の52.0%を占めた。一方、「どちらでもない」は33.0%、「どちらかというと嬉しかった」は12.6%、「とてもうれしかった」は2.4%だった。

最初に単身赴任が決まった時の気持ちは?

「嬉しかった」人の理由としては、「自由な時間が増えそう」の53.2%、「仕事に関して満足できるものだった」の45.2%、「新たな土地、文化などに触れあえるから」の43.5%などが上位に入り、中には「昼から酒が飲めるから」との回答も見られた。

実際、単身赴任生活に満足しているかと聞くと、「とても満足」(5.1%)、「満足」(37.6%)という人は42.7%に上った。一方、単身赴任で困ることとしては、「病気になった時」(55.8%)、「食事の心配」(54.9%)が半数以上となり、このほか「帰省に時間がかかり、何かあってもすぐに帰れない」「宅配便の受け取り」といった具体的なコメントもあった。

「単身赴任の良い点は?」と尋ねると、圧倒的に多かった答えは「自由」で69.7%。次いで「家族に気を使わなくていい」が52.2%となった。反対に「悪い点」では、「お金がかかる」の67.0%、「寂しい」の52.4%、「不便」の36.9%が上位にランクイン。また、自分自身のことだけでなく、離れて暮らす家族を心配する声もみられたという。

「単身赴任を早く終わりにしたいか?」との質問に対しては、単身生活が満足、不満に関わらず、「とてもそう思う」が27.2%、「そう思う」が34.2%と、6割以上の人が早く終わらせたいと感じていることが判明。その理由としては、「家族は一緒に暮らすべき」という意見が多数を占めたほか、「子どものことが気になる」「お金がかかる」「食事のバランスが崩れる」などの答えも目立った。

単身赴任にかかる1カ月の生活費(家賃除く)は、「4万円未満」が20.9%、「4~5万円台」が20.1%と、約4割が5万円台までで生活をしていることが分かった。一方、「6~7万円台」は23.1%、「8~9万円台」は11.9%、「10万円以上」は11.2%だった。

地域別で見た場合、「4万円未満」と回答した割合が多かったのが北海道・東北地区で、逆に「10万円以上」の割合が多かったのは関東地区となった。

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