ネオジャパンは4月18日、企業向け高性能Webメールシステムの新版「Denbun POP版/IMAP版 Version 3.3」をリリースした。新版では、iPad/Androidタブレット、中国語表示、クラウドメールの表示への対応が追加された。

同製品はPC、タブレット、スマートフォンとすべてのユーザーインタフェースがHTML 5ベースで開発されているため、高い操作性とデザイン性が実現されている。具体的には、PCではWebメールながら、ドラッグ&ドロップによるフォルダ整理や、ダブルクリックや右クリックによる操作など、メールクライアントと同等の操作が可能だ。

今回、PCと同等のインタフェースをiPadとAndroidタブレットからも利用できるようになった。これにより、自席ではPC、会議中や外出時はタブレットといったように、時と場所を選ばずに業務を進めることができる。

iPadで表示した「Denbun POP版/IMAP版 Version 3.3」の画面

Denbunはこれまで日本語と英語の表示に対応していたが、新たに中国語(簡体)による表示が可能になった。標準で用意されているフォルダ、メニューはすべて中国語で表示される。同社のグループウェア「desknet's」のMiddle EditionとEnterprise Editionのマルチリンガル版と連携すれば、多国籍の従業員に対応したコミュニケーション基盤を迅速に構築できる。

「Denbun POP版/IMAP版 Version 3.3」の中国語表示の画面

SSLを使ったメールの送受信(POP over SSL、IMAP over SSL、SMTP over SSL)に対応したことで、GmailやGoogle Apps、Yahoo!メールといったクラウドメールを使いやすいDenbunのインタフェースで利用可能になった。

例えば、Gmailの場合、クライアントメールに慣れているユーザーにとってスレッドという概念がわかりづらいという課題もDenbunのインタフェースを介すことで解決できるという。

当初はパッケージ版での提供になるが、近日中に、同社のクラウドサービス「Applitus」でも提供が開始される。