スリーエムヘルスケア株式会社は4月2日、食中毒菌の大腸菌群や黄色ブドウ球菌、サルモネラ、腸炎ビブリオを迅速に検出する「簡易微生物検出スワブCH30」の販売を開始した。

今までの外食産業の衛生検査は、外部に委託し判定までに日数を要していたことから、短時間で衛生状況を把握することが求められていた。このほど発売開始した「簡易微生物検出スワブCH30」は、誰でも簡単に食中毒菌である大腸菌群や黄色ブドウ球菌、サルモネラ、腸炎ビブリオをスピーディーに検出することができる衛生検査製品。

飲食店などの調理器具や食品製造に携わる者の手指、製造ラインなどの検査対象をスワブで拭き取り、24時間培養。培地の色変化により食中毒菌の有無を確認することができるという。

コンパクトな簡易微生物検出スワブCH30

また、同製品は液体培地、殺菌液が一体化しているのも特長。殺菌液とかき混ぜさせることで廃棄時には特別な滅菌作業が不要なうえ、コンパクトなので、携行性にも優れている。「簡易微生物検出スワブCH30」は「大腸菌群」用、「大腸菌群(ラクトアイス)」用、「サルモネラ」用、「黄色ブドウ球菌」用、「腸炎ビブリオ」用の5種類。メーカー希望小売価格9,450円(1梱包30本セット)。

使い方は簡単な3ステップ

【関連リンク】

「ステーキけん」、O-157による食中毒発生で保健所の検査結果を発表

これはショック! 浸け置き後の食器、手洗いしても約10万個の菌が残留

【レポート】「ユッケ」がなくなる!? - 生食用牛肉の新基準施行