Net Applications - Usage Share Statistics for Internet Technologies.

Net Applicationsから2012年3月のモバイル/タブレットブラウザシェアが発表された。今年に入ってシェアを伸ばしていたSafariとAndroidが3月に入ってシェアを落としている。逆にシェアを伸ばしたのはOpera Mini。このような現象は昨年の11月及び12月にも起きている。ただし、SafariとAndroidは、その後1月と2月に再びシェアを回復させているため、今回もOpera Miniがシェアを拡大するかどうかはわからない。

2012年3月モバイル/タブレットブラウザシェア/円グラフ - Net Applications報告

2012年3月モバイル/タブレットブラウザシェア/棒グラフ - Net Applications報告

2012年3月バージョン別モバイル/タブレットブラウザシェア/円グラフ - Net Applications報告

2012年3月バージョン別モバイル/タブレットブラウザシェア/棒グラフ - Net Applications報告

順位 ブラウザ シェア 推移 備考
1 Safari 60.54% 微減
2 Android Browser 18.30% 微減
3 Opera Mini 15.39% 上昇に転じる
4 BlackBerry 1.73% 微増
5 Symbian 1.56% 微増
6 Opera Mobile 0.47% 微減
順位 バージョン別ブラウザ シェア 推移 備考
1 Safari 5.1 37.48% iOS5の影響とみられる。上昇傾向
2 Safari 5.0 18.93%
3 Android Browser 4.0 17.98% 下落に転じる
4 Opera Mini 4.2 5.13% 上昇に転じる
5 Opera Mini 4.1 2.92% 6位から5位へ
6 Safari 4.0 2.48% 5位から6位へ。減少傾向
7 Opera Mini 4.4 1.88% 9位から7位へ
8 Opera Mini 6.5 1.74% 10位から8位へ
9 BlackBerry 1.73% 7位から9位へ。微増
10 Symbian 1.56% 11位から10位へ。微増
11 Opera Mini 5.1 1.51% 8位から11位へ。減少傾向

Safariは全体では少し落ちたが、Safari 5.1の力強い伸びは変わらず健在。2月に+10%と急成長し、3月も2月ほどではないが+2%ほど増加している。モバイルOSのシェアではiOSはわずかに落ちているが、Safari 5.0及びSafari 4.0のシェアが下がり、Safari 5.1のシェアが伸びていることから、引き続きiOS5への移行が進んでいるものと見られる。

Opera Miniはどのバージョンも減少傾向が続いていたが、3月には5.1以外のどのバージョンもわずかながら増加している。2月末にモバイル向けのOperaブラウザが発表されたことでOpera Miniが再び注目された可能性が考えられる。また、BlackBerry及びSymbianも3月では微増している。逆に、1月及び2月に成長していたAndroid Browser 4.0が下落に転じている。これはAndroidデバイス自体が伸び悩んだためと思われる。