ON Semi、マルチチャネル差動スイッチングICを発表

On Semiconductorは3月29日、マルチチャネル差動スイッチングIC「NCN3612B/3411」の2品種を発表した。

NCN3612Bは、8Gbpsのデータ転送をサポートする6チャネル差動SPDTスイッチで、オン状態キャパシタンス(CON)が2.1pF(標準)、オン状態抵抗(RDSON)が8Ω(標準)。NCN3411は8Gbps対応の4チャネル差動スイッチで、CONが2pF(標準)、RDSONは7.5Ω(標準)。

2製品とも、PCI Express 3.0、DisplayPort 1.2、I/O信号などの高周波信号用に、単極双投(SPDT)スイッチ構成を持つ。

NCN3612Bは電源電圧範囲が3～3.6V、電源電流が250μA(標準)。NCN3411は電源電圧範囲が1.5V～2.0V、電源電流は200μA。動作温度範囲は-40～+85℃。用途として、ノートPC、デスクトップPC、サーバ、ネットワーク・ストレージ機器などを想定している。

なお、パッケージは「NCN3612B」が鉛フリーの56ピンWQFN(5mm×11mm×0.75mm)、「NCN3411」が鉛フリーの42ピンWQFN(3.59mm×0.75mm)。価格は2000個注文時で、「NCN3612B」が1.30ドル、「NCN3411」2000個注文時で1.15ドルとなっている。