NXP Semiconductorsは3月23日、「ARM Cortex M3」プロセッサでオンチップPHY のフルスピードUSBを搭載したMCU「LPC1347」を発表した。

同製品は、64KBフラッシュを内蔵し256バイトのページ消去が可能で、オンチップ・フラッシュを容易に利用できる。また、3つのパワープロファイルAPIにより、MCUの電力効率を最適化すると、消費電力を170uA/MHzまで低減可能となっている。また、スマートカード・インタフェース、12ビットA/Dコンバータ(ADC)、1MHzまでのI2C Fm+(Fast-mode Plus)が採用されている。用途としては、ワイヤレス・スピーカーやゲーム用キーボードなど、高度な機能を持ったPC周辺機器などが最適という。

「LPC1300」シリーズでは、「LPC1347」に加え、「LPC1345/46」、「LPC1315/16/17」も新たに発売された。6品種とも動作速度は最大72MHzで、SRAMは最大12KB、EEPROMは最大4KB。最大51ピンのGPIOを用意している。

なお、パッケージはLQFP64/LQFP48/HVQFN33。6品種はすでにサンプル出荷を開始しており、2012年4月から発売を開始する予定。

NXPのUSB搭載のMCU「LPC1300」シリーズ

「LPC1300」シリーズのブロックダイアグラム