米HP、不振のパソコン事業とプリンター事業を統合

Yoichi Yamashita  [2012/03/22]

米Hewlett-Packard (HP)は3月21日 (現地時間)、パソコン事業と画像・プリンター事業の統合を含む事業再編を発表した。

パソコンなどを手がけるPersonal Systems Group (PSG)と、Imaging and Printing Group (IPG)を統合し、Printing and Personal Systems Groupとする。2005年からPSGのエグゼクティブバイスプレジデントを務めていたTodd Bradley氏が新グループの責任者になり、長くIPGを率いてきたエグゼクティブバイスプレジデントのVyomesh Joshi氏は退職する。

HPはパソコン市場においてシェアトップであるが、低価格競争の激化でパソコン事業の収益が悪化し、またタブレットやスマートフォンといったモバイルデバイス市場を切り開けず、PSGは苦境に立たされている。IPGもクラウドコンピューティングの普及や電子化の影響に直面しており、2012会計年度第1四半期(2011年11月-2012年1月)は売上高が前年同期比7%減、営業利益が同12%減だった。事業統合の狙いを同社は「コスト削減と共に、利益を生み出す成長戦略を追求し、事業に再投資する可能性を広げる」と説明している。

HPがパソコン事業とプリンター事業をまとめるのは今回が初めてではない。Carly Fiorina氏がCEOだった2005年1月にパソコン事業の価格競争力をプリンター事業に下支えさせる形で2つの事業を統合、しかしFiorina氏からCEO職を引き継いだMark Hurd氏が同年6月に再分離した。Leo Apotheker氏がCEOだった2011年には、逆にパソコン事業のスピンオフが検討された。

PSGとIPGの統合のほかは、エンタープライズ向けサーバ、ストレージ、ネットワーキング&テクノロジ・サービスを手がける事業グループの名称をHP Enterprise Groupに変更し、Global Accounts Salesを新たに組み込む。責任者はGlobal Sales担当のエグゼクティブバイスプレジデントのJan Zadak氏。また最高マーケティング責任者のMarty Homlish氏の管理下で、全ての事業にわたるマーケティング機能が一本化される。

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