大日本印刷(以下、DNP)は3月6日、チラシやポスター、ウェブサイトなどの各種コンテンツを、簡単な操作でスピーディーに、多様なデジタルサイネージ機器の表示画面に最適化して配信するASPサービス「SmartSignage CSM」を4月中旬に発売を開始すると発表した。 価格は、初期費としてSmartSignageビューアソフトウェアが1台3万円、システム設定費が10万円から、月額利用料として通信費とASP利用料が1台2万5,000円となる。

同社は、2011年に大型ディスプレイやタッチパネルシステム、タブレット端末などのデジタルサイネージ機器で表示する各種コンテンツの編集や配信に必要な機能をパッケージ化したASPサービス「SmartSignage」を開発しており、今回この機能を拡充し、販促用の印刷物やウェブサイトの制作データを、各種デジタルサイネージ向けコンテンツとして、簡便に編集・配信できる機能を追加した。

「SmartSignage CSM」システム概要

デジタルサイネージのコンテンツとしての利用が多いフロアガイドや商品・店舗の詳細案内、スライドポスターなどのテンプレートに合わせてテキストや画像などを登録するだけで、簡単にデジタルサイネージ用のコンテンツが制作でき、ひとつのコンテンツの複数メディアへの配信が簡便に行えるという。

DNPは、博多阪急と共同で運営しているタッチパネル端末「博多阪急クーポンステーション」向けに本サービスを活用した新たな情報発信サービスを構築し、4月中旬にサービスを開始する予定となっている。