米Facebookは3月5日(現地時間)、同社のSNSのコミュニケーション機能Messengerをデスクトップで使用できるようにする専用ソフト「Messenger for Windows」の正式版をリリースした。対応OSはWindows 7。さらにWindows Vista用とMac OS用の提供準備も進めている。

対応パソコンでWebブラウザを使って「Messenger for Windows」のページにアクセスし、「インストールする」をクリックするとインストールが始まる。使用開始後は自動的に最新版にアップデートされる。

Messenger for Windowsは通知機能をサポートしており、Messengerアプリケーション上またはWindowsのサイドバーを通じて、いつでもFacebookアカウントの状態を確認可能。Facebook用の拡張機能を追加していないブラウザでFacebook以外のWebページを閲覧していたり、ブラウザ以外のソフトウエアを使用している時でも、すぐにメッセージやチャット、ストリーム、友だちのアクティビティなどに対応できる。

投稿のストリームやアップデートをデスクトップで把握

タブで切り替えるチャット機能

ただし、現時点で機能は限定的で、チャットまたはメッセージを交換できるのは個人のみ。グループチャットには未対応だ。Facebookは昨年夏にSkypeの機能を統合したビデオ通話機能を実現したが、同機能もデスクトップ版には組み込まれていない。これらを利用するにはWebブラウザでwww.facebook.comにアクセスする必要がある。