インサイトテクノロジーは3月2日、データベース・アプライアンス「IQ」を発表した。同製品は3モデルあり、開発環境や新規事業向けには、ハードウェアを無償で提供するモデルも用意されている。

同製品は、「ANACONDA」「COBRA」「PYTHON」という3つのモデルから選択可能。データ転送速度は秒速6GBから24GBまで拡張できる。6GB/secは20時間分の映像データを1秒かからずに読み込めるスピードであり、I/O性能でハードディスクと比較すると25分の1の処理時間となる。

各モデルのスペックは以下のとおり。

ハードウェアタイプ ANACONDA COBRA PYTHON
画像
概要 高い信頼性と性能を両立させたハイエンドモデル スピードを重視したモデル R&D専用のフリーモデル
価格 2,000万円から 1,000万円から FREE(ハードウェアを無償で提供するが、別途、ハードウェア設置費用、データベースライセンス費用が必要)
データ転送速度 6GB/sec ~24GB/sec 10GB/sec 6GB/sec
特徴 DWH、基幹系システムにも耐えうる信頼性を備えつつ、高いパフォーマンスを実現 最先端のオープンハードウェアテクノロジーを常に取り入れ、究極のスピードを常に実現 開発環境や新規事業向けの高速データベースマシン

ニーズに応じて、ディスクサイズや冗長構成、サーバ台数などのハードウェア構成を柔軟にカスタマイズ可能で、Oracle, Vectorwise, MySQLといったさまざまなデータベースに対応している。