別冊+act.7号。表紙の線画はモーニング12号(講談社)に掲載されたカラーカットに、小山が新たに手を加えたもの。

本日2月29日に発売されたカルチャー誌・別冊+act.7号(ワニブックス)では「原作者と話そう。」をテーマに、実写化された人気マンガの作者をフィーチャー。「宇宙兄弟」の小山宙哉、「僕等がいた」の小畑友紀、「アフロ田中」シリーズののりつけ雅春、「孤独のグルメ」の久住昌之が、インタビューや対談に応じている。

巻頭特集は5月5日に映画が公開される「宇宙兄弟」。小山はインタビューにて、キャラクター作りの方法や映画化に対する心境を語った。また六太役の小栗旬から小山へ、小山から日々人役の岡田将生へと質問を繋ぐ、リレー形式のQ&Aも掲載。このほか原作に登場する名場面のネームや、担当編集者へのインタビューなども収録された。

続けて小畑は映画「僕等がいた」で矢野を演じた生田斗真と、のりつけは映画「アフロ田中」で田中を演じた松田翔太と、久住はドラマ「孤独のグルメ」で五郎を演じる松重豊と対談を実施。久住・松重対談の後には、主人公・井之頭五郎の人柄を読み解く人物紹介が、原作の図版付きでまとめられている。

さらにドラマおよび映画の「怪物くん」、アニメ「TIGER & BUNNY」の脚本を手がけた西田征史の特集には、藤子不二雄(A)、桂正和が「西田征史に聞いてみたいこと」を質問。巻末には、3月20日から始まる「尾田栄一郎監修 ONE PIECE展~原画×映像×体感のワンピース」の紹介記事や、マンガ・アニメの舞台となった江ノ電沿いの聖地をまとめたマップも。原作の魅力に迫る読み応え充分な1冊、マンガファンはぜひ手にしてみては。