ルネサス エレクトロニクスは同社子会社のルネサス モバイルは、NVIDIAと共同で、ルネサス モバイル製LTEトリプルモードモデム「SP2531」とNVIDIA製クアッドコアモバイルプロセッサ「NVIDIA Tegra 3」を搭載したプラットフォームリファレンスソリューションを開発、提供していくことを発表した。同戦略的パートナーシップにより、セットメーカは既存のNVIDIA製品を搭載した3G携帯端末のソフト資産を活用しながら、次世代のLTEに対応した製品を短期間で開発可能になるとしている。

SP2531はマルチモードLTE(FDD/TDD)対応のカテゴリ3の能力を有しており、すでに20億台以上の機器に採用された実績を有している。

一方のTegra 3はタブレット、スマートフォン(スマホ)向けクアッドコアモバイルプロセッサで、従来製品であるデュアルコアプロセッサ「Tegra 2」の5倍のパフォーマンスを実現している。また、低消費電力を実現する第5の「コンパニオン」CPUコアを採用した新バリアブル対称型マルチプロセッシング(vSMP)アーキテクチャや、PC並みのCPU、ステレオ3D対応の従来比3倍速いGPUを搭載し、高性能とバッテリの長寿命を実現している。