ネットマイルとモバイルマーケティング・ジャパンは2月28日、約254万名のネットマイル会員のうち「スマートフォンユーザーのみ」を囲い込んだ「スマホパネル」会員を対象に実施した「プライベートにおけるスマートフォン利用」に関する調査の結果を発表した。

今回は、アプリの「利用カテゴリー」「重視するポイント」「課金実態」にフォーカスを当て、調査・分析が行われた。有効回答数は953サンプル。

プライベートで利用するアプリの種類は有料・無料に関係なく、「ニュース・天気予報」が8割近くで、トップという結果が出た。これに、「ユーティリティ」、「コミュニケーション」、「ゲーム」がほぼ同率の約68%で続いた。利用中の有料アプリで最も多かったのは、約26%で「コミュニケーション」だった。

アプリに対して「重視するポイント」として高く挙がったのは「利便性」と「操作性」で約65%だった。これに、「生活への必要性」「価格」が続き、プライベートの利用とはいえ実用性が重視されていることが明らかになった。

OS別に見ると、iOSユーザーは「面白いか」「デザイン/見た目」といった感性を重視する傾向があるのに対し、Androidユーザーは「重さ(アプリ容量)」が高かったという。

アプリに実際に支払っている金額を聞いたところ、現状では約7割がアプリにまったくお金をかけていないことがわかった。「月額500円以上」支払っている人は5%未満という結果に。一方、1ヵ月当たり支払ってもよい金額を聞いたところ、約6割はお金をかけてもよいと回答し、さらに「月額500円以上」支払ってもよい人は2割を超える。

金額の差について、両社は「ユーザーにはまだ財布の余裕があり、アプリの魅力さえ伝われば市場の可能性が広がっている」とコメントしている。