日本気象協会(JWA)は2月28日、10日間先までの天気予報や1ヵ月の気温予測など、気象情報サービスを拡充すると発表した。3月1日より実施される予定。

天気予報は、気象業務法により提供できる範囲や期間などの基準が定められている。3月1日よりこの審査基準が見直しされることにともなって、同協会では最新気象技術を利用したより詳細な気象情報の提供サービスを開始するという。

今回、提供が開始される気象情報サービスは、一般向けの「10日間予報」や、契約ユーザを対象としたオーダーメイドの1ヵ月気温予測など。

10日間予報(JWA10日間予報)では、これまでの7日間先までの天気予報に加えて、8日~10日先までの天気予報が追加される。大型連休や年末年始時期での利用などを想定しており、テレビや新聞といったメディアを通じた情報提供や、同協会の天気情報サイト「tenki.jp」での掲載などで見ることができる予定。

また、契約ユーザーを対象にした情報では、ユーザーのニーズに応じた場所、時間間隔、要素での提供を行うとしており、たとえば「JWA1ヶ月ポイント予測」では1ヵ月先まで1日単位での気象予測が提供される予定。これらの情報は、主に企業での活用や農業における利用などを想定しているという。