コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)は、群馬県警生活安全企画課と前橋署が2月23日、著作権者に無断で海外の動画配信サイトに特撮作品を記録・蔵置していた札幌市白石区の44歳の会社員男性を、著作権法違反の疑いで逮捕したことを公表した。男性は犯行を認めているという。

発表内容によると、男性は2011年11月13日頃に自宅のPCからPANDORA.TVのストリーミング配信用サーバーにアクセスし、東映が著作権を有する特撮作品「仮面ライダーフォーゼ 第10話 月・下・激・突」を権利者に無断で記録・蔵置し、不特定多数のインターネットユーザーに対して送信できるようにしたとして、著作権(公衆送信権)を侵害した疑いが持たれているという。警察によると、PANDORA.TVを使用した著作権法違反の摘発は全国初とされる。

警察の調べに対し、男性は「アフィリエイトによる広告収入目的で動画をアップロードしていた」、「多くの動画をアップロードすることで有名になりたかった」などと供述しているという。

この男性は、テレビドラマの動画ファイルをFC2動画にアップロードしていたとする容疑もあり、約1年半前からPANDORA.TVとFC2動画に約1700タイトルの動画をアップロードしていたものとみて捜査が行われている。