Dart仮想マシン搭載Chrome、Mac OS X/Linux版が公開

    後藤大地  [2012/02/22]

    Dart: Structured web programming

    Googleは、ChromiumにDart仮想マシンを搭載したWebブラウザ「Dartium」を公開した。「Dartium」は開発コード名やプロダクト名ではなく、ニックネームだという説明がある。現在提供されているのは、Mac OS X版とLinux版。Windows版は現在リリーズの準備が進められている段階にある。Dartを利用するには、これまでは別途コンパイルするか、Dart-to-JavaScriptコンパイラを使ってJavaScriptに変換する必要があった。今回、Chromiumから直接利用できるようになったことで、よりDartプログラミングが実施しやすくなった。

    Dartは、Googleが2011年10月に発表した新しいプログラミング言語。JavaScriptの代替としての位置づけにあり、将来的にGoogle ChromeにDartの仮想マシンが統合される見通しになっている。Dartにはオブジェクト指向の機能が取り込まれており、大規模Webアプリケーションの開発に向いているとされている。

    Ubuntu 11.10で動作するDartium。動作させるにはlibssl 0.9.8をインストールしておく必要がある

    右上にDart用のボタン「Dart Playground」が追加されている点に注目

    「Dart Playground」ボタンを押すとオンザフライの実行環境が起動してくる

    直接コードを記述して実行することができる

    GoogleはDart仮想マシンの開発とともにDart-to-JavaScriptコンパイラの開発にも力を注いでおり、将来的にJavaScriptに替わるプログラミング言語としてDartを推進していく狙いがあるものと見られる。ブラウザへの搭載はその第一段階となるもので、こうした動きに他の主要ブラウザがどういった対応を見せるかが、今後の展開に強く影響してくるだろう。

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