Firefox向け、保護モードで動作するFlashプレーヤ開発版

Adobe Labsにおいて、プロテクトモードが有効になった開発版Flash Playerの最新版が公開された。Windows 7およびWindows Vistaで動作するFirefoxを対象としたもの。このFlash Playerはプロテクトモードで動作するため、従来よりも危険なSWFファイルに対する耐性が高いとみられる。

同機能はすでにChromeには取り込まれている。このまま開発が進んだ場合、FirefoxもChromeと同様の機能を実現できることになる。ブラウザベンダはブラウザのクラッシュやセキュリティ上の脅威はブラウザそのもののバグではなく、サードパーティ製のプラグイン、特にFlash Playerに関連するものが多いとして対策に取り組んでおり、プロテクトモードはそうした取り組みのひとつとなる。

プロテクトモードが有効になったFlash Playerをインストールするには、すでにインストールされているFlash Playerを先にアンインストールしておく必要がある。ただし、すでにいくつか問題が報告されており、常用には適していない。既存のFlashコンテンツやFlashアプリケーションの動作検証に利用する段階にあると言える。