アカマイ・テクノロジーズ(以下、アカマイ)は2月14日、2011年第3四半期版「インターネットの現状」レポートを発表した。同レポートでは、世界の都市におけるインターネットの平均接続速度のランキングをまとめている。

同レポートは、「Akamai Intelligent Platform」から収集されたデータ(2011年7月1日から9月30日)をもとに、「インターネットの普及率」、「接続スピード」、「ネットワーク接続性、可用性、遅延」、「ブロードバンドの導入状況」、「攻撃トラフィックなどの傾向」など、インターネットに関する主要統計データとアカマイの見解をまとめたもの。

世界各国の平均接続速度ランキングでは、第1位が韓国(16.7Mbps)、第2位が香港(10.5Mbps)、第3位が日本(8.9Mbps)と、前四半期と同様に、アジア太平洋地域の3ヵ国がトップ3を占めている。平均接続速度の世界都市別ランキングでは、上位100都市のうち、日本は57都市がランクインし、 茨城県下妻(55.4Mbps)の第3位を筆頭に日本の7都市がトップ10にランクインした。

平均最高接続速度都市別ランキング(上位10都市) 資料:アカマイ・テクノロジーズ

日本は平均接続速度において、前年同期比で5.8%増の8.9Mbpsで世界第3位、平均最高接続速度において前年同期比7.3%増の32.9Mbpsで世界第4位にランクイン。加えて、高速ブロードバンド接続(57%)では世界第6位、インターネット普及率では前年同期比17%増の4,401万ユニークIPv4アドレスで世界第3位となっている。

国別での5Mbps以上の高速ブロードバンド接続の利用率については、1位韓国(79%)、3位香港(60%)、5位日本(57%)となり、世界ランキングの上位を占めた。

5Mbps以上の高速ブロードバンド接続の利用率 都市別ランキング 資料:アカマイ・テクノロジーズ