Waylandが初のリリース - 進む次世代デスクトップ開発

    後藤大地  [2012/02/14]

    Wayland is a protocol for a compositor to talk to its clients as well as a C library implementation of that protocol.

    Kristian Høgsberg氏がWayland初の正式リリースとなるWayland 0.85.0及びWeston 0.85.0を公開したと開発者向けのメーリングリストにて発表した。Waylandとは、LinuxなどのUnixライクOS向けに開発されているディスプレイサーバ及びプロトコル。WestonはWayland用のリファレンス実装。

    現在、Unix系OSではウィンドウシステムにX.Orgが採用されている。X.Orgでは3D描画など高度なレンダリング処理にはDRI(Direct Rendering Infrastructure)が使われている。X.Orgが開発された頃は2D描画ができれば充分だったが、GPUの性能があがることで3D描画が可能となり、DRIではその性能を生かせないという問題がでてきた。そこで描画部分に関してDRIではなく別のソフトウェアで行おうという議論がおこり、誕生したのがWaylandだ。

    UbuntuやFedoraといった著名なLinuxディストリビューションでは、将来ウィンドウシステムのベースをWaylandへと移行することを発表しており、いつこれらのOSに正式に取り込まれるかが注目されている。また、GTK+やQtといったGUIツールキットもWaylandの対応が進められている。

    Kristian Høgsberg氏は1.0をリリースするまでにいくつか変更を行うとしているが、今回初のリリースとなった両バージョンが安定ポイントになるとしている。

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