ネットワールド、業界初のディスクレスVDIを発表

  [2012/02/07]

ネットワールドは、米Atlantis Computing社の新製品「Atlantis ILIO Diskless VDI」を発表した。この製品は、従来のVDI(Virtual Desktop Infrastructure:仮想デスクトップ基盤)では不可欠だった仮想デスクトップイメージ用の共有ストレージやサーバのローカルディスクを必要としないソリューションで、同社によれば業界初だという。

これは、Atlantis社のVDI最適化ソフトウェア「Atlantis ILIO」を、大容量メモリの搭載が可能なシスコ拡張メモリテクノロジーを持つCisco UCSサーバ用に最適化したことにより実現した。Citrix XenDesktopやVMware Viewなどの仮想デスクトップイメージを、Cisco UCSサーバのメモリ上に展開することで、仮想デスクトップイメージ用のSAN/NAS/SSDなどのストレージが不要となる。

「Atlantis ILIO Diskless VDI」の構成例

「Atlantis ILIO Diskless VDI」は、ハイパーバイザ上で稼動するバーチャルアプライアンス(ソフトウェア)で提供され、Cisco UCSサーバを設置して、そのサーバ内に搭載する。また、ユーザと仮想デスクトップを紐付けせず、ユーザに毎回異なる仮想デスクトップを割り当てるノンパーシステント環境での利用となる。

従来のVDIでは、始業時のマシン起動、アプリケーション読み込み、終業時のログオフなど、多数のユーザが一斉にアクセスした場合、共有ストレージへのI/Oが急上昇するため、使用ピークに対応できるよう、ストレージやネットワークの設計、導入、管理が鍵となっていた。

しかし、「Atlantis ILIO Diskless VDI」では、仮想デスクトップイメージをSAN/NASやローカルSAS/SSDストレージではなく、Cisco UCSサーバ上の仮想デスクトップが実行されるハイパーバイザのメモリに展開するため、デスクトップのレスポンスが高速化されるという。

また、「Atlantis ILIO Diskless VDI」の中核テクノロジは「Atlantis ILIO」と同様で、インライン重複排除、Windows NTFSに特化したRead・Write(読み込み・書き込み)双方向のキャッシング、IO最適化などの機能により、起動、ログイン、プロファイルのロード、アプリケーションの起動などを高速化するという。

利用は、100ユーザ程度から対応可能だが、サーバ数やストレージを減らすことによる導入・運用コスト低減のメリットが十分得られる、1,000ユーザ程度の中規模以上での利用を想定しているという。

提供は25ユーザ単位で行われ、ライセンス価格は25ユーザで262,500円(税別)となる。

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