調査会社の米IDCは2月1日(現地時間)、2011年第4四半期(10月ー12月期)の世界携帯電話市場報告書を発表した。米Appleが韓LGを抑えて第3位となるなど、携帯電話に占めるスマートフォンの比率が増えつつあるトレンドを反映して、シェアが変動している。

同期の携帯電話の総出荷台数は4億2,740万台。これは前年同期比6.1%の増加で、過去2年で最低の成長率という。第3四半期は前年同期比9.3%増だった。同社アナリストは、「第4四半期は、いつになく低い成長にとどまった」とコメント、世界的に景気が減速しており、成長市場とされてきた携帯電話も無関係ではないとしている。

全体のトレンドとしては、「フィーチャーフォンが予想を上回るペースで縮小しており、AppleのiPhone 4Sなどの人気製品のローンチによりスマートフォン分野の成長が市場を加速した」とまとめている。

ベンダー別シェアでは、フィンランドNokiaが1億1350万台を出荷しトップを守り抜いた。だがスマートフォン戦略で苦戦が続く同社のシェアは、前年同期の30.7%から今期は26.6%に縮小している。成長率はマイナス8.2%となった。

2位の韓Samsungは前年同期から20.9%成長し、9760万台を出荷した。シェアは22.8%となり、Nokiaとの差をさらに縮めた。

3位はスマートフォンしか持たないAppleで、前年同期比128.4%と大きく増やし3700万台を出荷した。シェアは8.7%。前年同期は4%だった。

4位は、これまで3位だったLGで、出荷台数はマイナス42.2%減の1770万台。シェアは4.1%にとどまった。これに対し、5位の中国ZTEは前年同期比8.9%増で成長、シェアは4%となりLGに大きく詰め寄った。