富山県出身でアニメーター、キャラクターデザイナー、イラストレーターとして活躍中の松原秀典氏の原画展が、2月24日より高岡市美術館で開催される。これに合わせ、万葉線では2月1日より、松原氏の原画によるラッピング電車の運行を開始する。

万葉線のサイトで公開されたラッピング電車のイメージ画像

松原氏は富山県南砺市(旧福光町)出身で、高岡工芸高校デザイン科卒業。ガイナックス入社後、アニメ『トップをねらえ!』『ふしぎの海のナディア』『新世紀エヴァンゲリオン』などに参加し、フリーランスになってからも、『サクラ大戦』『ああっ女神さまっ』などの作品に参加した。現在は庵野秀明氏が代表を務めるカラーに所属。『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズにも参加するほか、『いばらの王 -King of Thorn-』『とある飛行士への追憶』ではキャラクターデザインも務めた。

高岡市では、街を元気にするための「TR@P」事業を展開しており、その一環で高岡市と縁の深い松原氏にキャラクターデザインを依頼。高岡市美術館で開催される「松原秀典原画展」にて、「TR@P」事業の観光大使となるキャラクター「あみたん娘(むすめ)」が初公開されるという。これに関連した行事として、万葉線で「松原秀典原画ラッピングアイトラム」が運行される。

万葉線は高岡市と射水市を結ぶ路面電車で、高岡駅前~越ノ潟間を約42分で結ぶ。今回のラッピング電車に使用されるのは、同社の超低床車両「アイトラム」 (MLRV1000型)。同社サイトでイメージ画像も公開されており、綾波レイやアスカ、真宮寺さくらなどのキャラクターがデザインに入れられている。なお、車体接続部付近に描かれているキャラクターは車内の壁面にデザインされるもので、イメージ画像については、「現物とは若干異なる場合があります」(万葉線)としている。

ラッピング電車の運行期間は2月1日~3月4日。期間中、特別乗務員として、松原氏デザインのキャラクターに扮したコスプレアテンダントが乗車する日もあるとのこと。