東京・六本木、東京ミッドタウン内にあるサントリー美術館では、「大阪市立東洋陶磁美術館コレクション 悠久の光彩 東洋陶磁の美」展を、1月28日~4月1日まで開催する。入館料は、一般当日券が1,300円、一般前売券が1,100円、大学・高校生当日券が1,000円、大学・高校生前売券が800円。なお、中学生以下は無料。

美術館内部の展示物

大阪市立東洋陶磁美術館は、住友グループ21社から国宝2件、重要文化財12件を含む「安宅コレクション東洋陶磁」寄贈の申し出を受けて大阪市が建設したもので、1982年11月に開館。以来、中国・韓国の陶磁器を中心に、多くの個人コレクターからの寄贈作品が加わっている。

本展では、2012年に開館30周年を迎える大阪市立東洋陶磁美術館の収蔵品約4,000件から、国宝2件、重要文化財13件のすべてを含む東洋陶磁の名品約140件を厳選して紹介する。

国宝 飛青磁花生 元時代 13-14世紀 大阪市立東洋陶磁美術館(住友グループ寄贈/安宅コレクション) 写真撮影:三好和義

国宝 油滴天目茶碗 南宋時代 12-13世紀 大阪市立東洋陶磁美術館(住友グループ寄贈/安宅コレクション) 写真撮影:三好和義

五彩牡丹文盤(「大明萬暦年製」銘)明時代 万暦(1573-1620)大阪市立東洋陶磁美術館(住友グループ寄贈/安宅コレクション) 写真撮影:三好和義

重要文化財 青花蓮池魚藻文壺 元時代 14世紀 大阪市立東洋陶磁美術館(住友グループ寄贈/安宅コレクション ) 写真撮影:三好和義

日本HPは本展に協力し、展覧会場の装飾を3.2m幅までのプリントに対応するワイドフォーマットプリンタ「HP Scitex LX850」で「HP Latexインク」を使ってテキスタイル素材にプリントした、幅3.2×高さ3.9mの大型バナー4点を展示している。

「HP Latexインク」は、紙・テキスタイル・塩ビシートなど多彩なメディアに対応し、VOC(揮発性有機化合物)が極めて少ない、無臭で環境に優しい水性インクで、速乾性があり、プリントから後加工まで短納期で対応できるのが特徴。

展覧会場の装飾には、写真家三好和義氏が中国、韓国陶磁の名品をさまざまな角度から撮影し、その写真を拡大して、テキスタイル素材にプリントしたものが採用されている。

「HP Latexインク」を使って印刷した展覧会場の装飾

同社では、2011年8月10日~10月10日まで、同じくサントリー美術館で開催された「開館50周年記念『美を結ぶ。美をひらく。』III コーニング・ガラス美術館特別出品 あこがれのヴェネチアン・グラス―時を超え、海を越えて」展でも、環境にやさしいHP Latexインクで出力した印刷物による展示環境の演出協力を行っている。

「大阪市立東洋陶磁美術館コレクション 悠久の光彩 東洋陶磁の美」展 概要

主   催: サントリー美術館、大阪市立東洋陶磁美術館、朝日新聞社
会   場: サントリー美術館
       東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア3階
会   期: 2012年1月28日(土)~4月1日(日) 
休 館 日: 毎週火曜日、3月21日(水)  ※3月20日(火・祝)は開館
開 館 時 間: 10時~18時
※金・土は20時まで開館。ただし、2月11日(土・祝)、3月19日(月)は20時まで開館。3月24日(土)は「六本木アートナイト2012」のため23時まで開館。いずれも入館は閉館の30分前まで
入 館 料: 一般1,300円、大学・高校生1,000円、中学生以下無料