リコーは、プリントオンデマンド印刷ワークフローソリューションとして、印刷の前処理工程における各種機能を提供する「TotalFlow MR」と、印刷ジョブのスケジュール管理機能を提供する「TotalFlow PM」の2製品を2月1日より発売すると発表した。価格は、TotalFlow MRが60万円、TotalFlow PMが40万円(いずれも税別)。

TotalFlowは、オープンアーキテクチャをベースに同社が開発したソフトウェアをはじめ、プリプレス(印刷前行程)、後加工、そしてプロフェッショナルサービスなどから構成されるプロダクションプリンティング市場向けのソリューションブランドとなっている。

「印刷工程と新製品の機能概略図」

TotalFlow MRは、印刷ジョブの作成から編集、設定までをサポートする。新規ジョブの作成時に以前作成したジョブの定型処理手順をテンプレートにした自動実行が可能なほか、サムネール画面表示により、直感的な操作で効率的に編集作業を行うことができる。また、印刷ジョブを構成するパートごとに用紙種類(用紙サイズ、坪量、用紙色など)と給紙トレイを設定することが可能。

一方、TotalFlow PMは、設定した印刷ジョブが業務の流れに沿って効率的に処理されるように印刷スケジュールを管理する製品。状況に応じて印刷ジョブの順序を変更することや、複数のプリンタを接続して使用している場合、プリンタ故障時には、正常なプリンタに振り分けて継続印刷することが可能。