オービックビジネスコンサルタント(OBC)は、小規模法人企業の自計化を支援する専用ラインナップ「奉行Jシリーズ」を4月に発売すると発表した。今後は、第一弾の「奉行J-会計編」を皮切りに、多くの小規模法人に最適化した商品群をそろえていくという。

ソフトウェアはインターネットを利用したダウンロード方式で提供され、料金は年間ライセンス制度を採用している。価格(予定)は、初期費用が20,000円、年額利用料が40,000円~。

「奉行Jシリーズ」は、「今日から」「毎日」「安心」をキーワードにした小規模法人へ特化した業務ソフトウエアで、「自計化」を支援する。「自計化」とは、顧問先である企業が自分で会計ソフトに必要データを入力することだ。

小規模法人では、人材やコストなどの問題で経営状況をリアルタイムに把握できていないケースがあり、「奉行Jシリーズ」は、このような小規模企業やベンチャー企業を対象に、顧問先の「自計化」を支援する会計事務所を中心としたパートナーと協力して販売していく。

製品では会計に不慣れな人が直観的に操作できることを前提に、やさしい操作性を追求したという。小規模企業で利用されている「帳簿」にあわせた入力方法を採用し、現金/預金出納帳、売掛/買掛帳など、複数の帳簿入力方式に対応している。さらに、定型仕訳などの仕訳パターンによる簡便性もあわせて提供することで、仕訳に不慣れな担当者でも入力可能なやさしいインタフェースを採用する。

また、会計事務所と顧問先の双方の利用を考慮し、帳簿入力方式と仕訳伝票入力方式で入力されたデータを一元管理することで、どちらからも修正が可能。