東京メトロと東京都交通局は25日より、「バリアフリー便利帳」を発行する。これまでバリアフリー設備の案内冊子は両社局が個別に発行してきたが、今回初めて共同で発行することになった。

東京メトロと都営地下鉄が共同で発行する「バリアフリー便利帳」

「バリアフリー便利帳」は、高齢者や障害者、ベビーカーを使う利用者など、便利で快適に地下鉄に乗れるように用意されたもの。地下鉄路線図のほかに、1ルート(エレベーター、スロープ、階段昇降機、車いす対応エスカレーターにより、ホームと地上を結ぶ経路を1以上確保している駅)整備状況やエスカレーター、エレベーターなどの位置情報、トイレの設備や位置情報を掲載した。

東京メトロと都営地下鉄が共同で発行したことにより、両社局の地下鉄全駅のバリアフリー情報が網羅され、「地下鉄による東京での移動がますます便利になります」とのこと。「バリアフリー便利帳」は東京メトロと都営地下鉄の各駅事務所および各駅改札付近のラックにて無料で配布される。