米Googleは1月19日 (現地時間)、2011年度第4四半期(2011年10月-12月)決算を発表した。売上高が初めて100億ドルを突破し、同社の新たなコア事業であるソーシャルサービスGoogle+のユーザー数が9000万人を超えたが、利益の伸びがアナリストの予想を大きく下回る6.7%増にとどまった。

売上高は前年同期比25%増となる105億8000万ドル。内訳は、Googleのサイトからの売上高が全体の69%となる72億9000万ドル (前年同期比29%増)。Googleネットワークと呼ばれるパートナーサイトからの売上高は全体の27%の28億8000万ドル (同15%増)だった。

会計原則 (GAAP) ベースの純利益は27億1000万ドル(前年同期比6.7%増)で、希薄化後1株あたりの利益(EPS)は8.22ドル。前年同期の純利益は25億4000万ドル(GAAP EPS: 7.81ドル)だった。TAC (トラフィック獲得費用) は24億5000万ドルで、前年同期の20億7000万ドルから増加した。TACの広告収入全体に対する比率は24%。ペイドクリック数(検索広告クリック数)が前年同期比34%増であるのに対して、クリック単価が同8%減となったのが利益の伸び幅を狭めた。