鉄旅オブザイヤー実行委員会はこのほど、日本国内の優れた鉄道旅行を審査・表彰する『鉄旅オブザイヤー』開催を記念して行った「鉄道の旅に関する調査」の結果を発表した。同調査は1月6~10日にインターネット上で行われ、全国の15歳~69歳の男女2,883名から有効回答を得た。

「鉄道の旅に関する調査」では、「じつは鉄道好き」が23%という結果に

「鉄道旅行を含め鉄道全般が好き」という人は全体で31.3%。男女別に見ると、男性は36.2%とやや多く、女性も24.6%が鉄道好きと答えた。一方、「周囲にはあまり言わないが、実は鉄道が好き」という人は全体で23.0%。男性は28.1%、女性は16.2%が「隠れ鉄」であるという結果に。

やってみたいと思う鉄道旅行や、好きな鉄道旅行のスタイルを尋ねると、「観光列車で車窓や旅情を楽しむ旅」が全世代で人気を集め1位。以下、2位は50~60代の票を獲得した「のんびりローカルの旅」、3位は30~40代のファミリー層に人気の「新幹線や新型車両の旅」との順になった。

JR九州の特急「指宿のたまて箱」(写真左)と「はやとの風」(同右)。ともに観光に特化した特急列車といえる

鉄道旅行の"おとも"は何か聞いたところ、最も多かったのは「カメラ」で55.6%、2位は「駅弁」で49.6%。詳細を見てみると、女性は「おやつ」、男性は「お酒」、10代~30代は「ケータイ」「音楽」がポイントを集めるなど、男女・世代間で大きな差が見られた。

一緒に鉄道旅行してみたい有名人・芸能人としては、20代では「爽やかなイメージが旅にぴったり」などの理由から、向井理さんがトップに。2位にはタモリさんがランクインし、「鉄道に詳しく、色んなことを教えてくれそう」といった意見が見られた。一方、50代では明石家さんまさんが1位となったほか、女性の間では吉永小百合さんの人気が高かったという。

このほか、鉄道の旅で聴きたい音楽として、20代では『世界の車窓から』テーマソング、50代では『いい日旅立ち』が、それぞれ1位に選ばれている。