パナソニックは16日、薄型テレビ「ビエラ」の液晶モデル「X5」シリーズ3機種と「C5」シリーズ5機種を発表した。ラインナップは、X5シリーズが32V/23V/19V型で、C5シリーズが37V/32V/26V/23V/19V型となっている。発売は、23V型のみ3月9日で、他のモデルは2月10日。価格はオープンで、推定小売価格はは「TH-L32X5」が7万3,000円前後、「TH-L23X5」が52,000円前後、「TH-L19X5」が42,000円前後、「TH-L37C5」が90,000円前後、「TH-L32C5」63,000円前後、「TH-L26C5」が60,000円前後、「TH-L23C5」が47,000円前後、「TH-L19C5」が37,000円前後となっている。
「C5」シリーズは、同社のラインナップとしてはスタンダードクラスとなる液晶テレビ。昨年モデルの「C3」シリーズには搭載されていなかった、USB接続の外付けHDDへの録画機能がプラスされた。「X5」シリーズは、1年前発表のモデル「X3」でも録画機能が搭載されていたが、従来はシングル仕様だったチューナーがダブル搭載となり、裏番組の録画にも対応した。「X5」「C5」シリーズとも、USB HDDに録画した番組は、同社のデジタルレコーダー「ディーガ」シリーズに、LAN経由でダビングすることが可能だ。これはDLNAの仕組みを利用したもの。なお、「X5」シリーズはDLNA準拠のプレーヤー機能「お部屋ジャンプリンク」も搭載しており、他の部屋にあるディーガなどに保存されているコンテンツを、ネットワーク経由で再生することが可能だが、「C5」シリーズにはプレーヤー機能は搭載されていない。
19V型を除くモデルはIPS液晶を採用しており、32V型のモデルはパナソニック液晶ディスプレイ製のIPSαパネルを採用している。TH-L37C5とTH-L23C5/TH-L23X5がフルハイビジョンモデルで、それ以外はハイビジョンモデルだ。バックライトはいずれもLEDで、省電力のための制御を行う「エコナビ」も採用。昨年モデルに比べて、C5シリーズでは、37V型が約9%、32V型が約14%、19V型が約12%、消費電力を削減している。X5シリーズでは、19V型が、昨年モデルに比べて約12%消費電力を削減した。
搭載されている接続インタフェースは、D端子×1系統とビデオ入力×1系統、HDMI端子、USBポート×1基、LANポート×1基だ。HDMI端子は機種によって数が異なり、TH-L23X5/TH-L19X5は入力3系統、他のモデルでは入力2系統となっている。また、TH-L32X5に備えられているHDMIのうち、1系統はARCにも対応した1.4仕様。
本体サイズ、重量(スタンド含む)、消費電力(年間消費電力量)は以下の表の通りとなっている。
型番 | 本体サイズ | 重量(スタンド含む) | 消費電力(年間消費電力) |
---|---|---|---|
TH-L32X5 | W761×D195×H517mm | 約9.5kg | 50W(39kWh/年) |
TH-L23X5 | W573×D187×H403mm | 約6kg | 41W(45kWh/年) |
TH-L19X5 | W469×D163×H346mm | 約4.5kg | 30W(30kWh/年) |
TH-L37C5 | W871×D238×H579mm | 約13kg | 72W(69kWh/年) |
TH-L32C5 | W779×D207×H536mm | 約10kg | 47W(36kWh/年) |
TH-L26C5 | W649×D190×H448mm | 約7kg | 46W(42kWh/年) |
TH-L23C5 | W573×D187×H403mm | 約6kg | 40W(42kWh/年) |
TH-L19C5 | W469×D163×H346mm | 約4.5kg | 29W(29kWh/年) |