ADI、Frantional-N PLLシンセサイザを発表

 

米Analog Devices(ADI)は、高いフレキシビリティと位相ノイズ性能を実現するフラクショナルN(Fractional-N) PLLシンセサイザ「ADF4151」および「ADF4196」を発表した。2製品は、携帯電話基地局などの通信インフラ、レーダー・アプリケーション、計測機器、マイクロ波ポイントtoポイント・システム、PMR(プロ用携帯無線)、VSAT(超小型地上局)、航空宇宙システムなど様々なアプリケーションにおいて、設計を簡素化することが可能だと同社では説明している。

ADF4151は、RF帯域幅3.5GHzの、フラクショナルN(Fractional-N:分数型)またはインテジャーN(Integer-N:整数型)PLLシンセサイザで、SPI(3線シリアル・インタフェース)にて制御できる。低ノイズの位相周波数検出器(PFD)、高精度のチャージ・ポンプ、およびプログラマブル・リファレンス分周器で構成され、同社のVCO内蔵PLL「ADF4350」(最大出力周波数:4.4GHz PLL)とピンおよびソフトウェア互換になっている。これにより、位相ノイズを改善する要求に対し、外部の電圧制御発振器(VCO)が必要な場合においても、ADF4151を用いることで、ADF4350と同一のソフトウェアで、ボードに大きな修正を加えずに対応することができる。

一方のADF4196は、高速セトリングの6GHzフラクショナルN(Fractional-N)PLLで、特に通信インフラストラクチャおよびパルス・ドップラー・レーダー・アプリケーション向けのGSM/EDGEロック時間要件に適合する設計になっている。外付けのループ・フィルタおよびVCOとの組合せにおいて、5μs未満のロック時間を実現する。低ノイズのデジタル位相周波数検出器(PFD)と高精度の差動チャージ・ポンプで構成されている。

2製品とも32ピンLFCSPパッケージですでに出荷を開始している。1000個受注時の単価は、ADF4151が2.43ドル、ADF4196が9.35ドルとなっている。

なお同社は、総合的なPLLシンセサイザ設計/シミュレーション・ツール「ADIsimPLL」の新バージョン「ADIsimPLLバージョン3.41」も併せて発表した。ADIsimPLLバージョン3.41には、ADIの最新のPLL製品が加えられ、いくつかの機能が強化されている。

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