Web Technology Surveys

W3Techsは、Webサーバに採用されたLinuxディストリビューションのシェアについて、DebianがCentOSのシェアを超え、もっとも多くなったと「Debian is now the most popular Linux distribution on web servers」において報告している。

2010年6月に、CentOSがWebサーバに採用されたLinuxディストリビューションにおいてトップシェアを獲得して以来、CentOSは1年半に渡って1位をキープしていたが、今回の順位変動で再びDebianが1位になった。

W3Techsの調査によれば、観測しているすべてのWebサイトの中で、Debianを採用しているサイトの割合は9.6%。1年前は8.9%、2年前は8%だったことから、徐々にシェアを伸ばしていることがわかる。集計対象を「Linuxを採用しているWebサイト」に絞ると、Debianの割合は29.4%になる。

Linuxディストリビューションでは、Ubuntuが採用されることが増えてきている。これまでDebianを採用してきたWebサイトにおいてもUbuntuへ転向するケースが多く、Debianは新しくWebサイトを構築する際やCentOS / SuSE / Fedoraからの転向として採用されることが多いという。

また、DebianはNginxやLighttpdのプラットフォームとして採用がきわめて高いという特徴もある。Nginxを採用しているプラットフォームの59.4%がDebianを使っているほか、Lighttpdを採用しているプラットフォームの59.8%がDebianを採用しているという。

地域別に見ると、Debianは欧州における採用が多くなっており、ドイツの39.7%、ポーランドの36.1%、フランスの33.6%、ロシアの26.4%などとなっている。一方で、アジアにおける採用は少なく、日本は1.9%。日本ではCentOSが23.4%、Red Hatが15.1%と高い割合となっている。

ここ数年、Ubuntuの増加傾向が続いており、現在はDebianとCentOSが高いシェアとなっているが、今後Ubuntuが食い込んでくる可能性もある。