米Motorola Mobilityがモバイル端末向けワイヤレス給電システムの発表を予告するようなティザー動画「Stay Unplugged with Motorola」を公開した。

動画は、広いリビングルームから始まり、ダイニングテーブルの上に置かれたUSB電源アダプタがクローズアップされ、しばらくすると2つのUSBポートを目のように潤ませて電源アダプタが涙を流すという内容。続いて画面全体に「STAY UNPLUGGED (ケーブルを抜いたまま)」、「FIND OUT MORE CES 2012 (詳細はCES 2012で)」が表示される。

Motorola Mobilityはワイヤレス給電規格Qiを策定するWireless Power Consortiumのメンバー企業であり、同社がワイヤレス給電を採用するならば、Qi規格に準拠した製品になる可能性がある。日本国内ではNTTドコモからAQUOS PHONE f SH-13C/ AQUOS PHONE f SH-13CやMEDIAS PP N-01D、ソフトバンクモバイルからMEDIAS CH 101NなどQi規格に対応した携帯端末が登場しているが、米国では普及の兆しが見えていないのが現状。米国のAndroid端末市場で大きなシェアを持つMotorolaが製品化に踏み出せば、Qi規格の国際的な展開のきっかけになり得る。